文吉日記

2019/01/13 ずっとほったらかしだった忍者ブログから引っ越してきました

牡蛎

皆の衆、牡蠣、好きか?
おっ、なんと、
思いがけず、回文じゃないか!
「かきすきか」

まぁ、そんなことはどうでもよくて、
おっちゃんは大好きなんだけんど。

もちろん、牡蠣そのものが美味い食いもんだ、
と、思うからではあるんだが、
食べられる季節がかぎられている、
っていう食べ物が好きなんだよなぁ。

で、どうやって食べるのが美味いんだろう?
いや、もちろん好き好きはあるだろうけどさ、
生か、加熱か、どうするのが
美味い食い方なんだろうな。

ガキの時分、牡蠣の料理といったら
ソースでカキフライくらいしか
食べたことがなかったような気がするな。
そして、あまりウマイとは思わなかったと思う。

じゃぁ、何時からなんで好きになったんだろうな。
カキフライじゃない調理法で食べたのは、
いつ、どんなもんだったっけかな。

たぶん、生で、酢ガキかなんかで、
酒を呑む店だったんだろうな。
もみじおろしなんかがちょこんと乗っかってるような。

それまでのカキフライとは違って、
なんかこう、
大人の食べるもんていうか、
なんか、そんな感じがしたんだろうな。

たぶん、それ以来
生で食べることが多くなったんだろう。

もちろん、鍋に入れたりもするけど。
いや、この寒い季節、燗酒でやるには
生よりよほど美味いとも思う。

のに、何で生で食べることが多いんだ。
ちょっとうっかりすると、ぎゅぅーっと縮んじゃうのが
酒を呑みながらやるというのに合わないというか、
牡蠣の煮え頃を見計らっていたんでは
落ち付いて呑めやしねぇってところが、
どうも、おいらにゃぁ向かねんだな。

でも今年になって、
やっぱり生じゃないのが美味いと思うようになった。

スーパーで、水の入ったパックで売っているのを
生で食べるくらいなら、
水に浸っていない加熱用のほうが美味い。

バター、オリーブオイル、ごま油、
何で焼いても、チョイと醤油とレモンで味を付ければ
う~ん、燗酒の肴に美味いよねぇ。
それに比べると生食用ってやつは、
水っぽいというか、味が薄い。

ところが、生食用でも美味いのがあったんだ。
去年、とある魚屋で見つけたんだけど。

四角くて薄っぺらい水の入ったパックじゃなくて、
何というのかな、ビニール袋にぎっしり牡蠣が詰まってんの。
何だこれ?と思って手にとってよく見ると、
採ってからパック詰めするまで一度も真水に浸けてない
と、いうようなことが書いてある。

おぉっ!
ピーンときた。
そうだよ、海水じゃなく、水に浸すから水っぽいんだよね?
じゃぁ、これならうまいんじゃない?

早速買って帰って食べた。
美味かった。
生きてるヤツを殻をむいて食べたのにはかなわんが、
だいぶ近い、水っぽくなく味が濃いではないか。

今時、ネットで産直とかで買ったらいくらでも美味いのがある、
のかもしれない。
けど、
食べたたいと思ったときに、チョイと買ってきて
食べられるというのが、
気まぐれな酒呑みにはありがたいんだよな。

しかも、150gくらい入っていて500円くらい。
水パックのだともっと安いけど、
一度こっちを食べたら水パックのはなぁ…

ただ、ウチのすぐ近所じゃぁ売ってないのが残念。
今度買って来た時は、袋を破っちゃう前に
写真をとって画像をアップしよう。




牡蠣の話だけで何でこんなに長いんだ?