文吉日記

2019/01/13 ずっとほったらかしだった忍者ブログから引っ越してきました

カラスの行水

昨日は大雨だったり晴れたりで
蒸し暑くてまいった。
湿気が多いと、いっそ日本からいなくなりたい
と思うくらい湿度が高いのが嫌いだ。

今日は朝から晴れて暑いが風が強いので、
家の中にいればかなり快適だ。
この間もこんな天気の日に、
つい、散歩に出かけてしまったが、
外に出てあまりの暑さにすぐ後悔したので、
今日は一日家で本を読むことにしよう。

岡本綺堂「風俗 江戸東京物語
江戸後期の生活や流行、言葉など
とても興味深い話ばかりだ。

が、
しばらく読んでいると、
こめかみが机に付いている…
うーん。






……
あぁ、なんの話を読んでたんだっけ。

ふと窓の外に目をやると
たくさんのカラスが水浴びをしている。
水に入っているもの、木にとまっているもの、
10羽以上になろうか。

気持ちよさそうだ。
こんな暑い日は、カラスも水を浴びると
冷たくて気持ちがいいと思っているのか、
何度も水浴びしている。
あすこに入ってカラスと一緒に
水浴びしたいくらいだ。





そういえば、
「風俗 江戸東京物語」の中の
湯屋の話で面白いのがあった。

女湯はただでさえ湯をたくさん使うのに、
知人が来ると『お世辞』に上がり湯を
二杯も三杯も汲んでやるのだそうだ。

それで、女湯に
「お世辞湯お断り申候」
と、張り紙がしてある湯屋もあったのだと。

お世辞湯ねぇ、
う~む、理解できんな。

湯屋で長話の挙句お世辞湯だなんて
まっぴらごめんだぜ。

こんな暑い日はカラスの行水に限る。