文吉日記

2019/01/13 ずっとほったらかしだった忍者ブログから引っ越してきました

明日は明るい日、さて、ではその後は?

今日は東八拳の稽古の後、いつもどおり
師匠、兄さん、姐さんと浅草で一杯やってから、
麻布十番の祭りに連れて行っていただいた。

和楽あにさんが祭りにお出になるのだ。
出し物はお囃子、獅子舞、かっぽれなど。

よっ、待ってました!
あにさん!

う~む、格好いい。

つい見とれてしまうが、写真も撮りたい。
いや、やはり肉眼で見るのが一番だな。

とか思いつつも、片手にカメラ、片手に携帯で
財布が出せず、獅子舞にご祝儀を出しそびれ、
悪い頭を噛んでもらい損ねた。

あれ?
獅子舞って悪い頭には効かないんだっけ?

兄さんが踊っておられた「深川」は、
おいらがまだ小さくてかわいかったころの、
正月の恒例の出し物だ。
懐かしい…

我が家では正月になると親戚一同集まって
昼から夜中まで呑み続けの新年会をするのだが、
その時、皆が何かしら隠し芸をするのだ。

なぜそんなことをするようになったかは知らんが、
一年中何となく、唄や踊りの練習を
祖母にさせられて…
いや、かなり喜んでやっていたな。

民謡色々、詩吟は富士山や黄鶴楼をやった。
剣舞の黒田節なんか、得意んなってやってたな。

あぁ、その頃から酒は飲め飲めだったんだな。

中でも好んでやっていたのがこの、
「深川」と「やっこさん」だった。

なんか、あの、三味線の
トン ツ テン ツ トン チチチン トン シャン
てな感じのところがすごくかっこいいと思っていた。
猪牙ぃでぇえぇ、さっさぁ
の、さっさぁーとか、なんともかっこいいのだ。

あぁ、またああゆうことが、やりたいな。


あと、南京たますだれもやっていた。
「あ、さて あ、さて さては南京たますだれ」
というやつ、知ってるよね?

おもしろかった。
玉すだれはもちろん面白いんだけど、
斜め後ろの、外国人の男性が面白かった。
日本人のガールフレンドと一緒だった。

玉すだれが終わったところでその男性、
彼女にこう尋ねた。
「ア サッテ ア サッテ ト イウノハナゼデスカ?」
彼女
「?????」
一生懸命言い方を変えて同じ質問をする男性
彼女は相変わらず???

えぇ、じれってぇ!
おいちゃんすぐ、ピンときちゃったぜ。
んで、悪いかと思ったが、口出ししちゃったよ。

「あ、さて」というのは、
どう英語にしたらいいかは分からんが、
まぁ、”Hey!” 程度の掛け声だよ。

そのとき、
その男性の青い瞳からうろこが落ちたのが見えた。

「Oh!Hey! ワカリマシタ、アリガトウ。」

「ワタシ the day after tomorrow,the day after tomorrow
 イイナガラ オドルノ ナゼカト オモイマシタ」

思わず手拍子を打ちたくなるほど、とてもいいリズムで、
上手に歌って勘違いの説明をしてくれた。

だって、今日見てんだもんなぁ?
爆笑しそうなのを必死でこらえた。


おい、ちょっとそこのキミ
この意味まさかわかんなくないよね?



 
カッコイイ和楽兄さんの「深川」


そこのキミのために言っておくが、

“ the day after tomorrow
というのは、
 「明後日」 という意味だぜ。