今週の発掘現場

今週前半は SI47 に出戻り、写真撮影のために遺構の清掃をして、出土した状態のままで置いてある土器をきれいにする。
それが終わると遺構のセクション図や土器の微細図を描く。

そうこうしているとまた SI50 に呼び戻され、今日は半日写真清掃。
そしてそれが終わるとまた図面。

要するに、あちこちでいざ図面を描くというときになると呼ばれる、図面職人というわけだ。

SI47 と 50 の掛け持ちで図面担当に入る前は、新人に図面その他の仕事を教えていたが、工期の終わりが迫ってそれどころではなくなってきたのだ。

ちなみに今週描いたのは、弥生時代の住居から出土した土器の 1/10 縮尺の微細図と、別の住居から出た炭化材の 1/20 縮尺の微細図。

土器片　一番細かいマスが１mm

そして明日もまた一日、引き続き炭の微細図の予定。

毎日々、次から次へと図面を描いて描いて、一日があっという間。

今日は春のような一日だったが、明日は寒いらしい。
弥生時代の住居の床にしゃがみ込み、かじかむ手で一日中図面を描く。